「やることリスト」は誰でも作っているのに、「やらないことリスト」を作っている人は驚くほど少ない——これは採用・人事の現場でも同じです。
求人票の更新、エージェント対応、面接調整、候補者フォロー、社内調整…。採用担当者のToDoリストは常にびっしり。全部こなそうと必死に動いても、月末に振り返ると「結局、採用が前に進んでいない」と感じた経験はありませんか?
この記事では、「やらなくていいこと」を明確にする「やらないことリスト」の作り方と、それがなぜ採用業務の成果向上につながるのかをお伝えします。
「忙しいのに成果が出ない」採用担当者の共通パターン
朝から晩までタスクをこなしているのに、重要な採用ポジションがなかなか充足しない。手は動いているのに、本質的な仕事が前に進んでいない——。
この状態に陥る原因の多くは、「やるべきこと」を増やし続けていることにあります。やるべきことを増やすのではなく、やらなくていいことを明確にして「引き算」する。これだけで、日々の業務密度は大きく変わります。
「やらないことリスト」の作り方3ステップ
ステップ1:1週間の業務をすべて書き出す
まず、月曜から金曜まで、自分が何に時間を使っているかをざっくり書き出します。メール対応、会議、書類作成だけでなく、「なんとなくやっていること」も含めて。書き出してみると、意外と「惰性で続けている作業」が多いことに気づくはずです。
ステップ2:「やめても困らないこと」に印をつける
それぞれの項目に「これ、やめたら本当に困る?」と問いかけます。採用業務の場合、例えばこんなものが挙がるかもしれません。
・全応募者への即日レス(翌営業日対応でも問題ないケースが多い)
・完璧な議事録を毎回作成する(箇条書きメモで十分な場合も)
・すべての求人媒体を毎日チェックする(週2回のまとめ確認で対応可能)
・エージェント全員との定例ミーティング(メール報告に切り替えられるケースがある)
正直なところ、「やらなきゃ」と思い込んでいただけ、というケースが多いものです。
ステップ3:リスト化して目に見える場所に置く
「やらないこと」をリスト化して、デスクの横やパソコンの付箋に貼っておきます。タスクに追われている時にふと目に入ると、「あ、これは今やらなくていい」と冷静になれます。
「引き算」がもたらす変化
このリストを運用すると、体感として毎日1〜2時間の「余白」が生まれます。
生まれた余白で何をするか。それは「じっくり考える時間」です。採用戦略を練る時間、候補者体験を見直す時間、面接の質を高めるための準備時間。今まで「忙しくてできない」と思っていたことが、実は「やらなくていいことに時間を奪われていただけだった」と気づくはずです。
そして興味深いことに、手を動かす量が減っても、採用成果はむしろ上がるケースが多いのです。量より質にシフトすることで、候補者への対応品質が向上し、内定承諾率の改善にもつながります。
「やらないことリスト」を続けるコツ
最初から全部やめる必要はありません。まずは1つか2つ、「これはやめても大丈夫そうだな」というものから始めましょう。
また、3ヶ月に1回は見直すことも大切です。採用市場や社内の状況は変わるため、「やらないことリスト」もアップデートが必要です。
そして、やめたことで生まれた時間を意識的に使うこと。せっかくの余白を別の「なんとなく作業」で埋めてしまっては意味がありません。
まとめ
「やらないことリスト」は派手なライフハックではありません。しかし、忙しさの中で本質を見失いがちな採用業務において、地味ながら確実に効く手法です。毎日がなんとなく忙しい、タスクに追われている——そんな方は、ぜひ一度試してみてください。
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